8月12日、浦和1R。
最後の直線走路で左海騎手騎乗の4番トーセンリヤン(2番人気)が斜行し、福原騎手騎乗の5番プレミアムプリモ(1番人気)に接触。
福原騎手は落馬競争中止。左海騎手は騎乗停止4日間のペナルティという件。
レース映像はこちら。
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20200812&race=1&track=urawa
スクリーンショットも上げておきます。左がレース映像、右がパトロール映像。
逃げていた1番、番手の6番の馬を基準にしていただければ分かりやすいと思うのですが、加害馬の4番トーセンリヤンは1番の後ろで終始内々を走り、被害馬の5番プレミアムプリモは6番の後ろ外側を追走。そのままのポジションで直線に向かったのならトーセンリヤンはスピードの落ちた1番を交わして6番の内側を通ると考えるのが普通。ところがトーセンリヤンは間隔の無い6番とプレミアムプリモの間を割ろうとして接触(左2枚目)。まあ接触というか馬の胸幅2つ分くらい外にぶっ飛ばしているのは画像(右1枚目)でお分かりいただけるかと。
福原騎手の落馬については、接触の瞬間バランスを取ろうと左海騎手に身体を当てに行ったらスカされたため、トーセンリヤン側にもたれるような格好で落馬した様子。この辺は福原騎手がヘタを打ったという意見も見受けられます。
しかしこの両者のプレイの巧拙賛否はともかく、事故の原因は左海騎手の強引なコース取りにあるわけで、起きてしまった結果についての制裁は当然。
ところがペナルティは騎手の騎乗停止のみ。加害馬トーセンリヤンは1着入線でそのまま確定。
これで降着無しということには異議を唱えたい。
うん、審議すら無かったですけど…。
この接触(タックル)、プレミアムプリモをぶっ飛ばしているだけじゃない。後方にいた7枠2頭が完全に不利を被っているわけです。
ええ、握ってましたよ。7枠9番ボクラノユメの馬券を。狙い馬だったんだよ(笑)。
ボクラノユメはプレミアムプリモの直後に着けていたのでやはり胸幅で4つか5つ分くらい外へ。ここから体制を立て直して3着馬にクビ差の4着。脚は残っていたので不利が無ければかなりの確率で3着以内だったはず。
おそらくボクラノユメは
・直接の被害馬ではない
・不利が無くても加害馬より先着している可能性は低い
ってことなんでしょう。不運で片付けろよと。
が、あの位置に着けて上位争い必至のプレミアムプリモの馬券を握っていたら納得できるだろうか。
これでは“ヤリ得”がまかり通る。
今回の裁決は「斜行したため」との文面になっていますが、左海騎手が意図的に当てに行っているのは明らか(制御できない「斜行」というなら調教不十分のために厩舎側にだって責任が発生してもおかしくない)。だからこそ戒告なんかではなく騎乗停止4日間という重さだと察するのですが、なぜこのペナルティが発生した当のレース自体には適用されないのか?
ラフプレイの騎手には賞金の進上金が懐に入り(ですよね?)、不利を受けたわれわれファンの馬券は紙クズに。あまりにも理不尽。こちとら8/1の大井10Rでもシャープスティーンの斜行にやられていて今月すでに2回目。さすがに不愉快。
そもそも騎乗停止のペナルティ、騎手によっては期間に騎乗予定があるのかもわからないのに実効性があるんでしょうか。
審議にならなかったということは本件に関わる騎手、厩舎側も異議なしという意思表明なのか、主催者側もペナルティを課したからいいだろうくらいに思っているのか知らんですが、
もう少しファンの側を向いたらどうなんでしょう。
地方競馬に物申す者はおらぬのか。
それ分かっていて競馬やってるんでしょ?って聞かれたらぐうの音も出ないんですけど(笑)